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Ubuntu 20.04系にredmineをインストール

概要
詳細

本記事の目的(対象とする読者)

  • Ubuntuサーバの基礎設定は終わったので、redmineをインストールしたい。
  • 取り敢えず動くところまで確認したい。

本記事で実施すること

  1. redmineを動かすためのパッケージがインストールできるように準備をします。
  2. redmineを動かすためのパッケージ(Ruby/データベース/Webサービスなど)をインストールします。
  3. データベースやWebサービスの基礎設定を行います。
  4. redmineの動作確認を行います。

手順

前提

  • Ubuntuサーバの初期設定が終わった直後の状態を想定します。
  • インストールするredmineのバージョンは4.2です。5.x系にしないのは「筆者が使いたいプラグインが4.2系まででしか動作確認できなかった」という単純にして重要な理由です。
  • 環境は以下の通りです。
    • Apache系
    • MySQL
    • Ruby 2.7
  • また、パッケージ管理としてaptitudeを用いています。aptが好みの方はこちらに読み替えてください。

必要なパッケージをインストールします。

sudo aptitude update

sudo aptitude install build-essential zlib1g-dev libssl-dev libreadline-dev libyaml-dev libcurl4-openssl-dev libffi-dev mysql-server mysql-client apache2 apache2-dev libapr1-dev libaprutil1-dev imagemagick libmagick++-dev fonts-takao-pgothic subversion git ruby libruby ruby-dev libmysqlclient-dev

apacheの追加モジュールをインストールします。

sudo aptitude install libapache2-mod-passenger

rubyのパッケージ管理(gem)を用いて必要なライブラリをインストールします。

sudo gem install bundler racc mysql2
# 「3 gems installed」が表示されればインストール成功です。

mysqlの初期設定を行います。

mysql設定変更

sudo mkdir /etc/old
# 各種設定ファイルのバックアップをここに格納します。

sudo cp -pi /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf /etc/old/mysqld.cnf.$(date +%Y%m%d)
# .$(date +%Y%m%d)をつけることで、バックアップファイルは当日日付(YYYYMMDD形式)で記録されます

diff -u /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf /etc/old/mysqld.cnf.$(date +%Y%m%d)
# バックアップが取れていることを「差分が存在しないこと」で確認します

echo -e "default_authentication_plugin=mysql_native_password" | sudo tee -a /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
# mysqld.cnfに追記をします

設定後の差分確認

diff -u /etc/old/mysqld.cnf.$(date +%Y%m%d) /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
+default_authentication_plugin=mysql_native_password

設定反映

sudo systemctl restart mysql.service
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