プロジェクト

全般

プロフィール

« 前 - バージョン 4/4 (差分) - 最新版


Ubuntu 20.04インストール後に行うこと。

概要
2025年にサポートされなくなるOSではありますが、まだ現役というパターンがあるため、メモに残しておきます。
詳細

SSH設定

Ubuntu系OSをメディアからインストールした場合、SSHがインストールされていないことがほとんどです。

sudo apt install ssh

SSH鍵ペア作成

鍵認証でログインできるようにします。

ssh-keygen -t ed25519

# 鍵の格納場所は空Enter。(/home/hoge/.ssh/
# パスワードを設定します。

SSH鍵ペア作成確認

  • 秘密鍵の管理は慎重に行ってください。
  • パスワードも可能な限り設定して安全性を保ってください。
cd .ssh
ls -l
# 以下のファイルを確認します
# └id_ed25519
# └id_ed25519.pub
# ※これらのファイルはscp等で自分のクライアントにコピーします

鍵の設定変更

  • 公開鍵をauthorized_keysに変更し、パーミッションを厳密にします
mv id_ed25519.pub authorized_keys
chmod 600 authorized_keys

接続確認

この後、ローカルにコピーしたid_ed25519をSSHターミナルクライアントに保存して設定し、接続確認を行います。

SSHのパスワード認証を禁止

  • バックアップディレクトリ作成
sudo mkdir /etc/old

任意のバックアップディレクトリを作成します。

  • SSH設定ファイルバックアップ
sudo cp -pi /etc/ssh/sshd_config /etc/old/sshd_config.$(date +%Y%m%d)
  • バックアップ確認
diff -u /etc/ssh/sshd_config /etc/old/sshd_config.$(date +%Y%m%d)

エラーがない(差分がない)ことでバックアップを確認します。

  • ファイル書き換え
sudo sed -i -e 's/^#PasswordAuthentication yes/PasswordAuthentication no/' -e 's/^#PermitEmptyPasswords no/PermitEmptyPasswords no/' /etc/ssh/sshd_config

  • 差分確認
diff -u /etc/old/sshd_config.$(date +%Y%m%d) /etc/ssh/sshd_config
  • 差分
-#PasswordAuthentication yes
-#PermitEmptyPasswords no
+PasswordAuthentication no
+PermitEmptyPasswords no
  • SSH再起動

※この作業の前に、必ず、SSH接続は別に開けておいてください。※

sudo systemctl restart ssh.service 

SSH設定反映確認

  1. 新しくターミナルを起動します。
  2. パスワードでSSHログインできないことを確認します。
  3. 事前に転送しておいた秘密鍵でログインできることを確認します。

最初のアップデートとアップグレード

パッケージ全体のアップグレードを行います。

sudo apt update && sudo apt upgrade

アップグレード後、再起動を行います。

sudo reboot

ホスト名をドメインつきにする

Ubuntu系OSはインストール時にhoge.example.comと設定しても、

uname -n

# hoge(インストール時に設定したホスト名のみ)となっています。

とホスト名だけになるパターンが多いです。そこで、

sudo hostnamectl set-hostname hoge.example.com

として、(ホスト名やドメインや設定に合わせます)

設定後、

uname -n

# hoge.example.comを確認します。

プロンプト設定

最初期のプロンプトは

hoge@hoge$

になっているので、好みに沿って設定していきます。

  • 一般ユーザの.bashrc設定
cat << ___EOF___ | tee -a ~/.bashrc
PS1="[\u@\H \W]\\$ "

# 一般ユーザ向けのプロンプト設定
if [ "\$PS1" ]; then
  if [ "\$(id -u)" -eq 0 ]; then # rootユーザの場合
    PS1='\[\e[0;31m\][\u@\H \W]#\[\e[0m\] '
  else # 一般ユーザの場合
    PS1='\[\e[0;32m\][\u@\H \W]\$\[\e[0m\] '
  fi
fi
___EOF___
  • root

Ubuntu系は.bashrcが統一されないので、やむなくこの方法をとります。

sudo su -
cat << ___EOF___ | tee -a ~/.bashrc
PS1="[\u@\H \W]\\$ "

# 一般ユーザ向けのプロンプト設定
if [ "\$PS1" ]; then
  if [ "\$(id -u)" -eq 0 ]; then # rootユーザの場合
    PS1='\[\e[0;31m\][\u@\H \W]#\[\e[0m\] '
  else # 一般ユーザの場合
    PS1='\[\e[0;32m\][\u@\H \W]\$\[\e[0m\] '
  fi
fi
___EOF___

設定後、SSHセッションを開き直します。以下を確認します。

  1. 緑文字で[hoge@hoge.example.com~]$のように表示される。(一般ユーザー)
  2. 赤文字で[root@hoge.example.com~]#のように表示される。(root)

aptitudeインストール

これは完全に筆者の好みです。パッケージ管理をaptではなくaptitudeに変えます。

sudo apt install aptitude
クリップボードから画像を追加 (サイズの上限: 50 MB)